瀬戸内寂聴についてSetouchi Jakucho

瀬戸内寂聴についてSetouchi Jakucho

自らの恋愛を描いた私小説や、自由を求めて闘った女たちの伝記小説、現代に生きる自立した女性を描いた新聞小説、古典に材をとった歴史小説など幅広いジャンルの作品を執筆し、人気を得ていた51歳のとき出家して寂聴となりました。

出家後は、一遍・西行・良寛ら出家者を描いたほか、75歳で「源氏物語」現代語訳を成し遂げて「源氏物語」ブームを起こし、84歳のとき文化勲章を受章しました。亡くなる直前まで「書くことは生きること」とペンを離さず、新聞や雑誌に連載を持っていました。

出家者としても、忘己もうこ 利他りたを信条とし、人々のかなしみに寄り添い、各地で法話を続ける一方、岩手の古刹・天台寺を復興し、行動する作家として、平和を守る活動にも力を尽くしました。

勝山 泰佑 撮影

プロフィールProfile

瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)

1922年5月15日~2021年11月9日 作家・僧侶

徳島市生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年「田村俊子」で第1回田村俊子賞、63年「夏の終り」で第2 回女流文学賞。幅広い文学活動ののち、73年、岩手県平泉の中尊寺で出家得度。旧名・晴美。

翌年、京都嵯峨野に寂庵を結ぶ。その後も旺盛な創作活動を続け、92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞。97年、文化功労者。98年「源氏物語」現代語訳全10巻刊行完結。2001年『場所』で野間文芸賞。02年、3階に瀬戸内寂聴記念室がある徳島県立文学書道館が開館。04年から10年間、館長を務める。06年、文化勲章受章。08年、安吾賞、11年『風景』で泉鏡花賞。18年、朝日賞、句集『ひとり』で星野立子賞、20年に桂信子賞。90歳代に掌篇小説集『求愛』、長編小説『死に支度』『いのち』などを刊行。2021年11月9日、心不全で死去。享年99。

2022年9月、自伝的掌編小説集『あこがれ』刊行。

年譜Chronology

0歳~28歳

1951(昭和26)年~1972(昭和47)年 29歳~50歳

1973(昭和48)年~1997(平成9)年 51歳~75歳

1998(平成10)年~2021(令和3)年 76歳~99歳

本サイト上の瀬戸内寂聴の肖像・写真は(有)寂に残された写真を使用させていただいていますが撮影者の不明なものもあります。
写真著作についてのご質問があればご連絡をお願いします。

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